日本ハム・大谷翔平投手(23)が21日の西武戦(メットライフ)で後半戦4戦目で初めてスタメンを外れた。

 前カードの楽天戦(函館、札幌ドーム)では3戦ともDHでフル出場していた大谷。結果は12打数1安打(打率8分3厘)だったものの、2戦目の岸との対戦では初球の内角速球を打ちにいって痛烈な二直。緩急で揺さぶられながらフルカウントまで持ち込み、最後は外角チェンジアップに左飛を打ち上げるなど、内容のある打席も増えてきた。

 栗山監督は「今はオープン戦でやっているような段階。3試合フルに使って、少し体の状態を確認する。ちょっとしたキッカケが昨日のゲームの中であったので、少し前に進むかもしれない。オレの中ではそれがあった」と前向きに大谷の状態を語った。

 スタンドには練習中からレイズ、ダイヤモンドバックスなどメジャースカウトの姿があったが当初から大谷視察目的のレイズにとっては肩透かしを食った格好になった。