日本ハム・大谷翔平投手(23)が後半開幕戦となった18日の楽天戦(函館)に「5番・DH」で先発出場し、4打数無安打に終わった。チームも1―5で敗れ、4連敗で借金は21。19日にも自力CS進出の可能性が消える。

 一軍復帰後、8試合目の打者出場となったこの日の試合前練習も全体アップには加わらず、コンディショニング担当と2人で別メニュー調整で試合に臨んだ。

 2回の第1打席は辛島―嶋の楽天バッテリーに内・外と揺さぶられ、最後は外角スライダーを引っ掛けて二ゴロ。4回一死二塁の第2打席は遊飛、6回は捕邪飛、8回一死二塁の第4打席は三飛と、相手バッテリーに手玉に取られた。

 これで復帰後8試合で19打数4安打の大谷は「(辛島は)よかったですね。ほとんど打ち損じみたいな感じです」と言葉少なに帰札した。

 栗山監督は「もちろん(大谷は)ずっといろんなことを進めている。あとは細かいところのチェック。体の方はある程度大丈夫」。上向かないチーム状況については「もう本当にいろんなことを言ってきたけど、言葉どうのこうのじゃない。姿で見せるしかない」と悲壮感を漂わせた。