第99回全国高校野球選手権大阪大会の1回戦に13日、センバツ覇者の大阪桐蔭が登場。大手前と対戦して13—1(5回コールド)と圧勝スタートを切った。

 初回にいきなり4点を奪うと、2回には坂之下の適時三塁打などで一挙5点。3回にも山田、岩本の連続三塁打で4点を挙げるなど、猛打で圧倒した。それでも試合後の西谷監督は「いいスタートが切れました。初戦は硬くなる。たくさん課題も出たので修正しながらやっていく。勝ちにこだわってやっていく」と話し、3安打5打点の山田も「先を見ずに一戦一戦勝っていく」と気を引き締めた。

 この日は投手、内外野もこなす“3刀流2年生”で注目の根尾がスタメンを外れ、4回の守備から出場。1打席に立ち、中飛に倒れた。

 西谷監督は「腰に張りがある。大したことはないが、もう少し万全になってと思って1打席だけにした。大事を取った」と慎重になった理由を明かしたが、根尾は「トレーニングを積んで、もう大丈夫なくらいになっている」と回復をアピール。春夏連覇に向け、ぬかりはなさそうだ。