9日にNHK総合で生中継された「大相撲名古屋場所・初日」(午後5時)の平均視聴率が14・5%を記録したことが10日、分かった。

 日本出身の平成生まれでは初の大関となった高安(27=田子ノ浦)にとって“初陣”の今場所。前場所・夏場所の初日視聴率15・3%に比べると微減となった。

 注目の高安だが、まさかの黒星発進。初日独特の緊張感があったのか、初顔の北勝富士(24=八角)に押し倒され敗れた。目標に掲げている新大関での初優勝に向けて、出足でつまづいた。

 この日は横綱・大関陣が大崩れ。横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)、横綱日馬富士(33=伊勢ヶ濱)、大関豪栄道(31=境川)、大関照ノ富士(25=伊勢ヶ濱)に高安を加えた2横綱3大関が敗れた。4横綱3大関が出場しての結果としては、1961年九州場所以来、56年ぶりの大波乱となった。

(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)