「二軍スタート」大谷見切られた?

2013年01月11日 16時00分

「二刀流構想」で話題を集めている日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18=花巻東)の、キャンプ二軍スタートが濃厚となっている。早い段階で“見切り”をつけられた裏には何があったのか。

 球団は大谷のキャンプ振り分けについて「自主トレを見て慎重に見極める」(山田GM)と、11日からの新人合同自主トレの様子を見て判断するとしていたが、5日の日本ハム東京支社年頭式典で栗山監督が「骨がまだ成長を続けているというのは難しい問題。下手したら1年間は無理させられない。こちらの思いが前に出過ぎないように運動量を考えてやらないといけない」と大幅にトーンダウンしてしまった。

 それも入団決定時から情報交換を密にしている花巻東・流石(さすが)部長から、大谷が高2夏に左股関節の骨端線損傷を負った経緯、その後年明けまで投球練習を禁じられた事実などが球団には報告されているから。その上で球団が慎重にならざるを得ないもう一つの理由が花巻東の練習にある。

 同校に近い関係者がいう。「正直にいって甲子園常連校の横浜や大阪桐蔭と比べて練習自体は決して厳しいものではない。まず佐々木監督の方針でメニューに走り込みはない。膝や腰を痛める危険性のある走り込みの代わりにウエートトレーニングがメーン。大谷の場合は股関節のケガがあったからプールでのトレーニングが中心だった。あの子はシニア時代の練習も厳しくなかったから、ハードなプロの練習についていくにはまだまだ体力もメンタルも追いつかないと思います」

 栗山監督のトーンダウンはこれらの要望に配慮してのもの。素材は申し分ないが「エースで4番」の二刀流実現はまだまだ遠い理想のようだ。

 

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