【イリノイ州シカゴ4日(日本時間5日)発】カブスは4日(同5日)、レイズに5―6で敗れ、41勝42敗で再び借金生活となった。カブスが9回に2点を返して1点差まで詰め寄ると、延長に備えて抑えのデービスがブルペンでウオーミングアップを開始したが、そのまま敗戦。上原浩治投手(42)も出番はなかった。

 その上原は試合前、左翼付近で入念にランニングを繰り返してからキャッチボールをこなしたが、その合間に左中間席から熱い視線を送っていた少年ファンともキャッチボールを行った。7~8人の中の2人くらいと、フェンス越しに15メートルほどの距離で3~4球。最後は上原が力を込めて投げたボールをナイスキャッチしていた。少年ファンは感激の表情。忘れられない経験だ。