西武・中村剛也内野手(33)が、4日の日本ハム戦(東京ドーム)で2試合連発となる18号2ランを放った。これで通算本塁打数は有藤道世氏(ロッテ)に並ぶ歴代31位タイの348本となった。

 初回二死二塁、甘く入った日本ハム先発・加藤のスライダーを逃さず一閃。打球は打った瞬間にそれと分かる放物線を描いて、西武ファンの待つ左翼席中段に飛び込んだ。2回にはメヒアも14号ソロを放った。

 前日(3日)は、6月28日に死去した森投手コーチにささげる勝利につながる、2本のアーチを放った中村。この日午前に行われた告別式では勝利球とともに、本塁打球が遺族に手渡された。

 辻監督が「森コーチとともに戦っていく」というチームの一体感はこの日も健在だ。