【カリフォルニア州ロサンゼルス28日(日本時間29日)発】ドジャースの前田健太投手(29)は27日(同28日)、エンゼルス戦に先発し7回を4安打無失点、6三振無四球で6勝目(3敗)を挙げた。前回の救援登板からプロ初の中3日で登板した前田は初回、先頭打者に右前打されたが、2、3回は三者凡退。3回までわずか1安打に抑えた。4回、2安打され一死一、二塁とされたが4番バルブエナを緩急を駆使して速球で空振り三振。次打者は遊ゴロで切り抜けた。5回は二死後に二塁打されたが、得点は許さず。6、7回も三者凡退で終えた。

 前田は「今年一番の投球ができた。今は必死なので、それがいい結果につながっている」と納得の表情だ。

 好投から一夜明けたこの日、オレンジ・カウンティー・レジスター紙は「前田は6月に5登板して、たった4失点しかしていない。ブルペンと先発を行き来する中で、前田の上昇は静かにチームに貢献している」と称賛。

 今後の起用法はどうなるか。ドジャースの公式サイトは「ロバーツ監督は前田の次の先発は明確にしていないが、先発右腕マッカーシーの状態によっては出番が早くなる可能性もある」と報じている。早期の先発ローテーション復帰もありそうだ。