巨人・菅野に「抑えOK」の太鼓判

2013年01月10日 16時00分

 巨人のドラフト1位・菅野智之投手(23=東海大)が6日、神奈川・平塚の東海大野球部グラウンドで自主トレを公開した。早速、ブルペン入りするなど順調な調整をアピールしたが、その潜在能力の高さに恩師からは「抑え転向OK」の太鼓判が押された。

 

 ランニング、キャッチボールを終えた菅野はブルペンへ。立ち投げながら変化球を交え35球と気合の入った姿を見せた。

 

 1年間の浪人生活を経て、いよいよ巨人でのプロ生活が始まる。「去年の悔しさ、もどかしさを晴らしたい。いつでもいける準備はしておきたい」。異例のハイペース調整も自覚の表れだった。

 

 最速157キロの剛速球を持ちながら、多彩な変化球も操る。先発ローテーション入りの期待も高まるが、一方で違った形での潜在能力の高さを口にするのは、母校の恩師である東海大硬式野球部の横井人輝監督だ。

 

 浪人時代を含め、5年間、菅野を見守ってきた同監督は菅野の先発投手としての能力を認めつつも、「1イニング、2イニングと集中して投げた時の球はすごい。(先発、抑え)どっちでもいけるのではないか。順応性はあると思う」と明言した。

 

 同監督の脳裏に焼きついて離れないのは、菅野が大学2年時に、日米大学野球選手権で抑えを務めた時のボールだという。東京ドームの2戦目に抑えとして登板した菅野は「カットボールで143キロが出ていた。受けた捕手が驚くほど」(横井監督)の球威で、見守った関係者をうならせたという。

 

 菅野はこの経験をしたことで「一皮、二皮むけて3年目に向かった」(横井監督)経緯もあり、短いイニングでの適性も十分あると太鼓判を押す。

 

 菅野は先発としての起用が濃厚だが、現在、抑えに関しては原監督が澤村の名前を挙げるなど、流動的。連覇を目指すには大事なポジションだけに幅を持った起用ができるとなれば、チームにとっても朗報だろう。

 

 10日には新人合同自主トレが開始。「前を向くしかない」と言い切る菅野の八面六臂の活躍が見られるか。注目を集めそうだ。