「マイナビオールスターゲーム2017」(7月14日=ナゴヤドーム、15日=ZOZOマリンスタジアム)のファン投票選出選手が26日、発表された。セ・リーグ2位の阪神では外野手で糸井嘉男(35)、三塁手で鳥谷敬(36)、捕手で梅野隆太郎(26)、中継ぎ投手でマルコス・マテオ(33)が選出。大量4人が選ばれたのは虎では08年以来9年ぶりだが、中でも注目は移籍1年目のFA砲・糸井だ。初めて同じベンチに入る他のセ球団選手から“珍要求”が飛び出しているという。それは一体…。

 日本ハム、オリックス在籍時と合わせて通算9度目の球宴出場となった糸井は「ファン投票で選ばれたので、ファンの方に喜ばれるプレーをしたい。(パ選出の投手は)全員いいピッチャーなので活躍できるように頑張ります。ホームランを打ちたい!」と意気込み十分。ベンチでは年長者になりそうだが「いい選手が集まるので刺激を受けられる。もちろん(若い選手からも)勉強したい!」と年下選手にも“弟子入り”する貪欲さまで見せた。

 そんな頼もしい糸井に今回、異例の“熱視線”を送るのが、同僚となるセ選出の他球団選手の面々だ。三拍子揃った一流選手の技術を教わろうというワケだが、実はそれだけではない。一番の目的は何と筋骨モリモリの糸井の“カラダ”だ。

 ある選手は「実際に対戦してみて糸井さんの身体能力の高さは脅威に感じる。ユニホームの上からでも筋肉がすごいのが分かりますからね。どこがどう鍛えられているのか。せっかくなので裸を見てみたい」と目を輝かせれば、別の選手も「プロ球界でもあれだけ均整が取れた体の持ち主は糸井さん以外にいない。どんなトレーニングをしたらあんな体になれるのか。実際の体を観察して勉強したい!」と鼻息は荒くなる一方だ。

 26日現在、糸井は右ヒザ、左太もも裏と故障に悩まされながらも打率2割7分5厘、7本塁打、39打点の活躍で阪神をけん引。そのパワーとスピードを生み出す肉体は球界屈指といわれるが、確かに他のセの選手がその“カラダ”を生で目にする機会はない。しかも同じチームでロッカーをともにする今回はまたとないチャンスだけに、隙あらば「“裸体”を拝ませてください!」とお願いしているのだ。

 阪神の権田チーフトレーナーは糸井の肉体について「体脂肪率がとても低く、超合金のような体をしている。他の選手が見ても驚くでしょう」と話しており、今回の球宴でも話題の中心になるはず。その裸見たさに行列ができるかも!?