佑ちゃん再生のキーマン大谷

2013年01月04日 16時00分

 日本ハムのゴールデンルーキー・大谷翔平投手(18=花巻東)が、なぜか“佑ちゃん復活のキーマン”として注目されている。プロ2年目となった昨季の斎藤は初の開幕投手を白星で飾ったものの、終わってみれば5勝8敗で約2か月の二軍暮らしを経験した。ただ、いくら球速でかなわないとはいえ、年もキャリアも斎藤の方が上。大谷は斎藤の復活に大谷がどう絡むというのか。

 複数の早大関係者が声を揃えて言う。「斎藤は後輩がいて、初めて自分のペースで過ごせるタイプなんです。今までは先輩や同期の中にいたが、どこか自分を出せずにいるようだった。でも、本来の斎藤はドSキャラで後輩にはオラオラ系で接する。大谷君と気が合えば、自分の調子を取り戻せるんじゃないか」

 前出の関係者の話を総合すると高校、大学とアマチュアで輝かしい成績を残していた当時の斎藤は、後輩がいたことでノビノビとプレーできていたという。なにかと世間の注目を浴び、ストレスを感じることも多々ある中で、余計な気遣いをする必要がなく、多少の無理な要求にも応えてくれる後輩は貴重な存在だった。

 実際、プロ入り後の斎藤は千葉・鎌ケ谷の二軍施設から東京都内への移動の際など、早実高時代の1年後輩に車の運転を頼んでいた時期があった。

 斎藤はチーム内に後輩はいるものの“舎弟”と言える人物はイマイチ定まっていない。もし、ゴールデンルーキーの大谷がその役割を担うことになれば、斎藤が本来の輝きを取り戻す可能性も高まる。なにしろ大谷は世間の大きな注目を集める男。キャンプでは殺到する報道陣の“盾”にもなってくれるだけに、斎藤にはメリットしかない。

 それが160キロ右腕の重荷となってしまうようでは本末転倒だが、悩める背番号18にとっては大谷の入団が生まれ変わる大きなチャンスとなりそうだ。