DeNA首脳陣「空中分解」危機

2013年01月04日 10時48分

 DeNA・中畑監督にとって今季は2年契約の2年目。この“勝負の年”に最下位脱出とAクラス入りを果たすため、首脳陣の強化に動いた。

 駒大、巨人時代からの盟友・二宮コーチを野手総合コーチとしてナンバー2に引きあげ、今季ヘッドコーチを務めた高木コーチをチーフ兼打撃コーチに降格させたのだ。

 二死二塁の場面でヒットが出た場合は無条件で走者を本塁に突入させるなど、高木コーチの判断には粗さが目立った。失敗するケースも多く、チーム内からは同コーチに対する批判の声が挙がっていた。これを受けての二宮コーチの昇格だと思われたのだが、今季も参謀役は高木コーチが務めるという。チーム内からは「中畑監督は何を考えているのか」「これではベンチは1年目とまったく変わらない」などと疑問の声が噴出している。

 作戦面は高木コーチが担当するのなら、中畑監督は二宮コーチに何を任せるつもりなのか、はっきりしない。スタッフの一人は「いまのままでは二宮コーチと高木コーチの意見が食い違ったら選手が戸惑ってしまう。そうなれば現場は確実に混乱し、首脳陣がシーズン途中で空中分解する危険性もある」と警鐘を鳴らす。

 二宮コーチは「誰がナンバー2というのはない。監督と高木コーチとトロイカ体制でいく」という。好調な時ならこれでもいいが、何か問題が生じた時、責任の所在があいまいになる。

 中畑監督は「クライマックスシリーズに出られなきゃ私はクビ」といい、ファンに躍進を誓った。球団側はそんな指揮官をバックアップするために積極補強を行っている。しかし肝心の首脳陣がこんなありさまでは…。DeNAは今年も前途多難だ。