【ニューヨーク発】テキサスの地元メディアが24日(日本時間25日)、レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)を絶賛した。23日(同24日)に本拠地で行われたロイヤルズ戦に先発した右腕は、2015年3月に受けたトミー・ジョン手術(右肘靱帯修復手術)後最長となる8回を投げ、5安打2失点、8三振に抑える好投で今季2勝目(2敗)を挙げた。3回に2者連続被弾したが、4回以降は1安打に抑え、最終の8回にも156キロを連発した。

 ダラス・モーニング・ニューズ紙(電子版)は「彼はサイ・ヤング賞を獲得できる」とのレンジャーズのブロケール投手コーチの言葉を引用して、「ダルビッシュの巻き返し登板は投手コーチを興奮させた」と見出しを立てた。15年3月の右ヒジの手術後、最長の投球回と最多の球数(113球)を記録したことを伝え、「今回のダルビッシュは疑いなし」と断言した。

 フォートワース・スター・テレグラム紙(電子版)も「ダルビッシュは疑う余地なし」と好投を褒め、「3回に連発を食らった後、残りの5回は必要最小限に済ませた」と修正力を評価。レンジャーズの公式サイトも「レンジャーズの右腕は前回の不安定な投球から反発。5―2のスコアを超えてトミー・ジョン手術後では最も卓越した登板だった」と絶賛していた。エースが完全復活だ。