【イリノイ州シカゴ発】カブスの上原浩治投手(42)は13日(日本時間14日)、ドジャース戦で4―0の8回から3番手でマウンドに上がり、1回を1安打無失点1三振。開幕から5試合連続無失点、昨季から20試合連続無失点とした。

 まずは2番シーガーをストレートで追い込むと、最後は外角低めへ逃げながら沈むスプリットで空振り三振。打者が当てることは不可能だろう。シーガーはお手上げの表情だ。3番ターナーはコーナーギリギリを攻めて追い込むと、最後は裏をかくような高めの甘いストレートを詰まらせ中飛。4番プイグには初球のストレートを左前打されるが、途中出場の5番トールズはスプリットでボテボテの二ゴロに仕留めた。

 上原はスプリットについて「今までと違って、今日はコントロールというよりも思い切り腕を振って、というのを考えて投げた。もうちょいですね」と振り返った。しかし、「精度は全然だめ。ただ単に思い切って、ワンバウンドでもいいやと思って投げているだけ。まだまだ技術不足なので、頑張ります」と自己評価は厳しかった。