【イリノイ州シカゴ発】カブスは10日(日本時間11日)、ドジャースとの今季本拠地開幕戦を迎えた。上原浩治投手(42)がリグリー・フィールドに足を踏み入れるのはこの日が初だ。球場入り、駐車場、クラブハウスへのアクセスなど、あらゆることに戸惑ったが、それはロイヤルズから移籍した抑えのデービスも同じだ。

“新人”2人は試合開始2時間ほど前、一緒にクラブハウスを出るとフィールドへ。まず向かったのは試合中の大半を過ごすブルペンだ。今季からファウルグラウンドから外野スタンド下の室内に新設されたことは聞いていたものの、勝手が分からない。上原は左翼スタンド下にあるドアを開けて入ったが、すぐに苦笑いを浮かべて出てきた。何と倉庫だった…。

 続いて左中間のドアへ向かったが、押しても引いてもドアは開かず。結局、デービスがコツを見つけてドアを開けることに成功。2人は中へと入っていった。練習ではブルペンコーチらを相手に13分ほどキャッチボールを行うなどし、試合に備えた。開幕から3試合連続無失点の上原。鮮やかに本拠地デビューを飾れるか。