金本阪神は今年も甲子園で巨人に勝てないのか

2017年04月08日 14時00分

暗いムードの阪神ベンチ。金本監督(右)も頭が痛い

 今年も屈辱的な展開となるのか…。今季最初の伝統の一戦、阪神―巨人戦が7日、甲子園球場で行われ、巨人が5―3で勝利。阪神サイドには昨季の巨人戦で、甲子園9連敗を喫していることもあり「今年もか…」と嫌な予感が漂っているという。

 

 虎の聖地がため息に包まれた。序盤の拙守で4点を追い掛ける苦しい展開になった猛虎打線は巨人・マイコラスから10安打を放ったが、要所を締められて結局は3点止まり。好調の鳥谷が7戦連続安打、新戦力の糸井が2安打をマークしながらも追撃及ばずにジ・エンドだ。連勝が2で止まった金本監督は「ヒットは出ている。去年みたいなアレルギーはなくなったが、チャンスで一本が出なかった。あとは得点圏でどうするか…」と悔しがった。

 

 大事な甲子園開幕戦を落とした阪神だが、この一敗で早くも球団内では“トラウマ再発”を心配する声が上がっている。「今年は去年とは違う、変わったんだというところを示すためにも、甲子園での巨人戦は全勝するくらいでないと…。特に今日の初戦は何としても勝たないといけなかったが…」と球団幹部は渋い表情。チーム関係者も「これでズルズルいってしまうかもしれない。(甲子園での巨人戦には)一刻も早く勝たないとまずいことになる」と不安そうに話すのだ。

 

 金本政権1年目の昨季は開幕から本拠地での巨人戦でなかなか勝つことができずに、引き分けを挟んで屈辱の9連敗を記録。連敗が伸びるにつれて客足も遠のき、ドル箱のはずの伝統の一戦にもかかわらず入場者数が4万人を割ることも。あまりに阪神が勝てないため、昨年の巨人との共同プロジェクト「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES」も完全に尻すぼみに終わった。そこで球団サイドは昨年オフから今季に向けて「同じ轍を踏むのはまずい。本拠地の巨人戦は絶対勝たないといけない」と金本監督ら現場に大号令をかけていた。

 

 それが黒星スタート。今回の巨人3連戦のチケットは完売で営業部関係者も「ファンの方にも去年の巨人に負けまくったトラウマがあるからチケットも苦戦すると思ったが、すごい売れ行きだった」と胸をなで下ろしていただけに、いきなりの負けにはがっくり。たかが一つの敗戦でも球団内ではまさか今年も…となっているわけだ。

 

 昨年同様、宿敵に苦しめられるようなら、もちろん一大事。金本監督は「この一試合でどうこう判断しない」と“巨人アレルギー”を否定したが、すべてを払拭するためにも今年の甲子園・巨人戦には勝ちまくるしかない。