開幕3連勝を飾った巨人は3日、DeNAとの3連戦に備えて横浜スタジアムでナイター練習を行った。投打がかみ合い、チームが快進撃を続ける中、気になるのは村田修一内野手(36)の存在だ。マギーの加入により、昨季全試合スタメン出場、打率3割超え、守備では「ゴールデン・グラブ賞」も獲得したが、今季は開幕から代打待機となった。そんな背番号25はどんな思いで現状と向き合っているのか。直撃した――。

 ――昨季は好成績を残したが、今季はベンチスタート。どうやって気持ちの整理をつけたのか

 村田:気持ちの整理というか、(代打出場する現状に)納得はしていないですよ。僕自身、まだできると思っているので。まだスタメンで出たいと思いますし、いつかチャンスはあると思っています。そのために毎日、準備をしています。でも(起用法を)決めるのは僕ではないので。監督であり、いろいろあると思うし、僕は与えられたところでしか(野球を)できないと思っています。

 ――由伸監督から代打待機と告げられたのはいつごろか

 村田:オープン戦が終わってからですね。「最初はマギーでいく。代打でいいところでいくから、ちゃんと準備しておいてくれ」というようなことを言われました。

 ――最初の出番は開幕2戦目(1日、東京ドーム)。代打出場した9回の右前打から逆転サヨナラ勝ちにつながった

 村田:昨日(2日)の亀井もそうですし、おとといの僕もそうですし、実松なんかも同じような立場でベテランと言われるような選手たちが準備している。ただ「スタメンで出るだけが野球じゃない」とは言いますけど、まだ僕はスタメンで出たいなと思っています。でも、その気持ちは押し殺してやっています。

 ――スタメンと代打待機。試合への入り方も違うのでは

 村田:そうですね。準備の仕方もちょっと違いますね。気持ちの持っていき方も違いますし、(試合前の)バッティング練習の内容もちょっと違います。

 ――例えば

 村田:打つことに関しては、何とかいい当たりを多くという感じではありますよね。ストライクゾーンも狭くして、甘い球を打つようにします。なので、打撃投手の人には「際どいストライクゾーンのボールは振らない可能性があります」とは伝えています。

 ――ベンチではどのように待機しているのか

 村田:いろいろ経験している選手がいますからね。話を聞きながらやっています。

 ――今後に向けて意気込みを

 村田:イチ選手として僕も納得するべきではないと思いますけど、与えられたポジションでやるのがプロだと思う。そこは気持ちを押し殺しておかないといけない。

 ――結果を出し続けて再びスタメンを勝ち取る

 村田:そうですね。