日本ハムの逆輸入右腕・村田透投手(31=前インディアンス)が2日、西武戦(札幌ドーム)で2番手として登板しデビューした。

 2007年の大学・社会人ドラフトで巨人に1巡目指名されながら、一軍登板はなく、10年オフに戦力外となり渡米した村田。注目の初マウンドは、1―3の5回一死一、三塁という厳しい場面だ。

 初球、西武・中村への投球が「セットポジションで一時静止していない」とボークを取られ、三塁走者・田代の生還を許す。さらにメヒアには左前適時打を打たれ、続く栗山の時に暴投で二進を許すなど、打者4人に1安打1四球、1暴投、1ボークと地に足のつかない15球だった。

 しかし、走者のいない6回は一転して別人の投球。わずか6球で三者凡退に切り抜け、結果は1回2/3を1安打無失点、2奪三振だった。