【アリゾナ州グッドイヤー18日(日本時間19日)発】レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)はレッズとのオープン戦に先発し、4回2/3を2安打2失点(自責点1)、6三振2四球2死球だった。

 最速は154キロ。この後、妻の聖子さんの出産に立ち会うため、19日(同20日)からキャンプを離れ3、4日の予定で“産休”に入る。

 初回は三者凡退で片づけたが、2回は四球と死球で無死一、二塁とし、一死後に二塁手の悪送球で1点を失った。3回は一死一、二塁から遊ゴロ併殺を奪い無失点に抑え、4回は8球で三者凡退。5回は一死三塁から内野安打を許し2点目を与え、二死一、二塁とされたところでマウンドを降りた。

 ダルビッシュは登板を振り返り、「今日はカットもシンカーも良かったので、ほとんど(シーズンに)行ける状態じゃないかなと思います。フォーシームが今日も抜けたりしてたので、それをシンカーに変えてストライクゾーンに投げやすくなったので良かったと思います」とまずまずといった表情だ。

 聖子夫人の出産については「すごく大事なことですし、自分たち家族にとっても大きなことだと思います。本当に生まれてくるのかどうか信じられないです。毎回そうですけど。現実ではないというか、ちょっと想像できないです」と気持ちを明かした。

 産休明け後も中4日での登板は変えないという。「一つひとつステップは踏めてるので、そうやって踏みながらシーズンに入れたらなと思います」。数日の離脱は調整に影響はないだろう。完璧な状態でダルビッシュは開幕を迎えることができそうだ。