阪神OP戦5連勝も喜べない“苦い記憶”

2017年03月15日 16時30分

選手交代を告げる金本監督

 阪神が14日のオリックス戦(京セラ)を5―3で制した。オープン戦は引き分けを挟んで5連勝。2年目・高山が2回に左中間に2号2ラン、5年目・北條も適時打を放つなど“金本チルドレン”が大暴れ。3試合連続の2桁安打をマークした打線に金本監督は「あんまり気にしていないよ。でも、打たないよりは打ったほうがいい」とニンマリだ。

 

 14日現在、オープン戦は6勝1敗1分けで12球団中2位。キャンプでの猛練習の成果が早くも表れている形の阪神だが、実は手放しで喜んではいない。「去年もオープン戦では若手が活躍して勢いがあった。このままシーズンもいけるんじゃないかと思ったが、そう甘くはなかった。しょせんオープン戦はオープン戦。逆にこの時期に勝ち過ぎると開幕で調子落ちしてしまうんじゃないかと心配になってくる」(チーム関係者)というのだ。

 

 昨年のこの時期も新人だった高山や若手の横田の活躍で勝利を重ね、5年ぶりのオープン戦優勝を達成。しかし、これで燃え尽きてしまったのか、開幕後しばらくして失速。そんな“苦い過去”があるだけに、今回の連勝街道にも気をもんでいるわけ。チーム内の一部には「今年は去年のような、ただの勢いとは違うから勝ちまくっても問題ない」との声もあるが、果たして今年の“勝ち過ぎ”は吉と出るか、凶と出るか。