早実・清宮幸太郎内野手(3年)が10日、名将・馬淵監督率いる明徳義塾との対戦が決まり“やる気スイッチ”が入った。

 この日の組み合わせ抽選では自身が27番を引き当てて「予備抽選でも27番だった。リトルの世界大会のときも背番号が27番だったので、いい数字だなと思う」と、ここでも“持っている男”ぶりを披露。明徳義塾との初戦に「どこが来ても、それなりに覚悟はあります」ときっぱり。

 明徳義塾のイメージについては「伝統校で甲子園慣れしていて手ごわい相手です。センスのある選手がいっぱいいる。一番はやっぱり松井さんの(5打席連続敬遠した)ヤツじゃないですかね」と語った。馬淵監督の印象について「長くやられてる方なんで知識とか経験とか豊富。場面場面の策をいっぱい持ってらっしゃる方だと思う」とし、その敵将を撃破するために「(早実のチーム)スローガン(GO! GO! GO!)を口ずさむことで、精神面のコントロールをすること」と明かす。

 多くのファンから本塁打を期待されていることに対して「こだわりがないわけではないけど、打点を稼ぐ延長で出ればいい」と答えたが、もし自身が敬遠された場合を問われると「相手の作戦なので自分が言うことはない。常にチーム打撃で打点を稼ぐことをモットーにしてる。ぶれないようにやりたい」と強い気迫をみなぎらせた。