阪神の悩めるドラフト1位・大山悠輔内野手(22=白鴎大)が22日、紅白戦(宜野座)でようやくプロ初安打をマークした。

 ここまで実戦4試合に出場し、この日の第1打席まで16打数無安打だった大山は、2打席目に救援エース・藤川の142キロのストレートを中前打。さらに3打席目もテスト入団が決まったばかりのドリスからも中前へ。マルチ安打で存在感をアピールした。

「正直1本出て気持ちは楽になったが、トータル的に言えば打率が低いんでこれからドンドンと続くようにしたい。小さいころから見ていた藤川さんから打てたのは自信になる」

 そんな大山に「違うきっかけが必要なら」と二軍再調整を示唆していた金本監督は「きっかけにしてほしい。このチームは伝統的に真っすぐに弱いというのが多い。可能性で言えば、やはりいいものを持っている。評価できる。(今は)高山よりも大山の方がいいポイントで打てている」と手放しで絶賛した。