右足首痛で別メニュー調整を続ける日本ハム・大谷翔平投手(22)が21日、2日ぶりに快音を連発させた。

 この日、楽天との練習試合(名護)前に行ったフリー打撃で大谷は38スイング中11本の柵越えを連発。うち場外弾は4本で、センターにそびえるおよそ10メートルの高さのスコアボード上空を越えた特大弾は2本だった。

 風が本塁からセンターへのフォロー風だったとはいえ、この“本塁打ショー”にスタンドのファンは大喜び。練習試合を偵察に来たオリックス、ロッテ、西武のスカウト陣は改めて警戒を強め、あいさつ回りにきたテキサス・レンジャーズのスカウト2人も口をあんぐりの弾道だった。

 それでも大谷は「そんなに状態自体は良くないので、ここからかなと思います。足の状態は関係なくやりたいことがうまくできなかった」と満足度は低い様子。取り組んでいる新打法の完成までにはまだまだ時間が必要といった感じだった。

 またこの日はサブグラウンドで一塁ベースを駆け抜けるベースランニングも新たに敢行。「慣れしかないです。実戦になったら分からないですけど、できる限り左(足)で踏めるようにしたい」と踏み足矯正をスタートさせた。