阪神・掛布雅之二軍監督(61)が、中堅組の奮起に目を細めている。

 安芸キャンプ第1クール最終日となった5日、沖縄の一軍組から外れた榎田、新井良、大和らについて言及。「(二軍投手キャプテンの)榎田も積極的に投げているし、皆を引っ張っていこうという気持ちを感じる。良太(新井)も勝負するために自分を変えようとしている。大和も(スイッチ転向で)左で期するものがある…」と手放しで褒めた。

 今回の二軍野手組は昨年ファーム2冠王の4年目・陽川ぐらいしか若手がおらず、あとは一軍経験済みの中堅ばかり。キャンプ前に「悔しい気持ちが自分の限界を超える。サビた部分をもう一度輝かせてほしい」と願っていた指揮官だけに、その手応えを感じたようだ。