西武のドラフト1位・今井達也投手(18=作新学院)が1日、キャンプ初日からブルペン入り。捕手を立たせたまま約35球を投げ、見守った辻発彦監督(58)らを安心させた。

 この日ブルペン入りした17投手の最後に登場した黄金ルーキーの初ブルペンには、指揮官をはじめ渡辺久信シニアディレクター(SD=51)、鈴木葉留彦球団本部長(65)らがネット裏にずらり。多くのカメラがその一挙一動を狙う中、時折フォームのバランスを崩しながらもキャンプ初ブルペンを無事にこなした。

 今井は「一軍の投手の方がたくさん投げられていて、そういう選手にも負けたくないというのもあったんですけど、まずはしっかり体づくりをしていきたい」と自らの課題に言及。その上で「予想以上にカメラの数が多かったので。できるだけ力みなく投げられるようにまずはしっかりしたフォームと体重移動、スピンの利いたボールを投げることを意識していきたい」と次回のテーマを語った。

 辻監督は「まだキャッチボールぐらいですよ。ちょっと引っ掛かったりもしてたけど、あれだけカメラがいたらどうしてもね。本人には『調子に乗るなよ』と言っておいた」と安心した様子だった。