阪神の糸井嘉男外野手(35)が31日、沖縄・読谷村の宿舎で行われた全体ミーティングに参加した。先月末、自主トレ中に「右膝関節炎」を発症。キャンプ別メニュースタートが決定している超人が、早期の本隊合流に意欲を示した。

 古傷の再発でまさかの出遅れとなり「(ヒザのことが)ちょっと不安だが、最初は別メニューでやらしてもらうので、しっかり治して早く復帰できるようにしたい」。焦りは禁物だが、それを承知の上で「2月中盤くらい」のチーム練習参加を目標に設定した。前日の夜に沖縄入りし、この日もバイクをこぐなど体を動かし、早期復帰へ気合は十分だ。

 金本監督は糸井について「心配はしていない」と軽症を強調した上で、本人が希望する2月中旬の本隊合流については「状態次第だが、こっちが日にちを指定して無理してもいかん。むしろ遅らせてもいいくらい」。はやる気持ちを抑えるように、スローペース調整を容認する親心を見せた。