阪神・掛布雅之二軍監督(61)が31日、高知県安芸市の「観光特使第1号」に就任した。

 二軍キャンプインを翌日に控えて高知入りしたこの日、同市役所で行われた委嘱式に出席。千葉県出身の指揮官は「(高知の)出身でないのにいいのかなと思ったが、安芸は自分にとって第2の故郷。(一番は)若い選手を一軍に送り出すことが安芸のPRにつながる。1か月間、いいキャンプを張って若手を一軍に送り込みたい」と抱負を述べた。

 今回の特使就任は指揮官と同年齢で親交があった同市の横山幾夫市長との関係から初めて実現。具体的な活動はこれからだが、まずは名刺3000枚を用意してファンらに配布していくという。

 市の人口減少に悩まされている横山市長は「快く引き受けてもらい感謝しています。ぜひ安芸の魅力を発信してもらいたい。著名人の知人に名刺を渡していただいてPRをお願いしたい。特使の期限? 本人が辞退するまでずっと末永くやっていただきたい」と“永久契約”を約束。ミスタータイガース人気が安芸を救えるか。