阪神は24日、FA加入した糸井嘉男外野手(35)が自主トレ中に右ヒザに違和感を覚え、大阪市内でチームドクターに診察してもらったところ「右ヒザ関節炎」と診断されたと発表した。2月1日からの沖縄一軍キャンプは予定通り参加するが、「当面の間、別メニューでの調整となる」(球団関係者)との方針が決まったという。

 糸井は“虎のV奪回の使者”として4年総額18億円(推定)の契約でオリックスから移籍。「金本監督を胴上げするため必死になって、ひとつでもチームに貢献したい。キャリアハイも目指す」と宣言し、金本監督も「三拍子揃った選手。全試合スタメンで使いたい」と大いに期待を寄せていた。

 大事には至っていないようだが、もともとヒザ、足首などに古傷があるのも事実。自主トレでのオーバーワークを心配する声もあっただけに、それが半ば的中した格好となった。