阪神一軍キャンプ入りの狙い 球児に“一人三役”の激務

2017年01月24日 16時30分

 二軍調整を希望していた阪神・藤川球児投手(36)の沖縄一軍キャンプ行きが23日、決まった。鳴尾浜での合同コーチ会議で一軍メンバー40人を決定した金本監督は古巣復帰2年目となる右腕について「締めるというわけでないが、練習する姿で模範になってほしいので来ていただきます。本人は安芸でやりたかっただろうけどね」と沖縄組入りの理由を説明した。

 

 注目度の少ない高知・安芸での二軍キャンプでマイペース調整をお願いしたものの、フタを開けてみれば一軍入り。藤川にすれば本意ではないだろうが、今回のキャンプではさらに“激務”も。昨年引退した福原(現育成コーチ)の後を受けて事実上の「投手キャプテン」を任されるだけでなく、香田投手コーチからは「若手の教育係とか外国人選手のコミュニケーションのことも含めてやってほしい」と一人三役もの仕事が課され、マイペースどころではなくなった。

 

 藤川は昨季5勝6敗3セーブ、防御率4・60と推定2億円という年俸に見合う活躍ができなかった。

 

 チーム内には「2年目の今年も昨季のようでは立場はなくなる。これまでの実績は抜群だが、高い年俸を考えればチームのために何でもやってほしい」(球団関係者)との厳しい見方があるのも事実。それだけに今回、マウンドだけでなく多くの仕事を求められたのだ。

 

 この日、鳴尾浜で自主トレを行った藤川は「(キャンプでは)ゆっくりやります。2か月間じっくりやれば体力をつける自信がある。一軍キャンプ入りには)若手選手に何かを感じてもらえればいい」と話したが、キャンプ早々からタフな1年になりそうだ。