チームから疑問の声 巨人・小谷巡回コーチの三軍配置は“宝の持ち腐れ”

2017年01月20日 16時30分

三軍キャンプへの配置が決まった小谷コーチ

 巨人は19日、春季キャンプの一、二、三軍メンバーの振り分けを発表した。開幕一軍の座をかけた戦いの始まりとなるが、もう一つの注目が新任の小谷正勝巡回投手コーチ(71)の動向だ。内海や宮国ら伸び悩む愛弟子たちの再生に期待がかかる中、小谷コーチは三軍キャンプスタートとなることが判明。これにはチーム内から「宝の持ち腐れになるのでは…」と疑問の声が上がっている。

 

 一軍メンバーには陽岱鋼や守護神候補のカミネロ(前マリナーズ)らの新戦力、菅野や阿部、坂本、村田らの既存の戦力のほか、若手では正捕手候補に挙がる2年目の宇佐見など35人が名を連ねた。また、右股関節手術から慎重な調整が求められる杉内、昨年9月に右肩を痛めた山口俊(前DeNA)らは二軍スタートとなった。

 

 しかし、注目人物は選手以外にもいる。6年ぶりに巨人に復帰した小谷コーチだ。小谷コーチは内海や宮国、山口鉄らの育成に尽力した名伯楽。ここ数年、苦しみ続けた弟子たちを復活させるための巨人復帰でもあったが「小谷さんにはキャンプで、まず三軍を見てもらうことになる」(球団関係者)という。

 

 今年の一軍キャンプは2月1日に宮崎から始まり、13日に二次キャンプ地の沖縄へ移動する。一軍が宮崎に滞在する間、二軍も同地でキャンプを行うが、小谷コーチが指導する三軍は1日にジャイアンツ球場でキャンプイン。一軍が沖縄入りする13日に宮崎へ入る。一軍スタートが決まった内海、宮国、山口鉄とはキャンプ中に接触できず、完全に入れ違いとなる。

 

「数年先を見れば若手を育てることも大事だが、それは優先順位が違うでしょう」と指摘したチームスタッフは「小谷さんに求められる今の役割は、内海たちを1年を通じて一軍で活躍できるようによみがえらせてもらうこと。キャンプはシーズン開幕前の大事な時期。育成選手は後回しでいい。小谷さんが二軍キャンプであれば、同じ宮崎で内海たちにアドバイスを送れる機会もあるだろうけど…。これでは宝の持ち腐れになるのでは」と首をかしげた。

 

 小谷コーチの復帰に際し、内海は「めちゃくちゃうれしい。この年齢でのフォームを見てほしい」と完全復活へ助言を心待ちにしていたが…。どうやら直接指導は先送りとなりそうだ。