西武は19日、都内で全体会議を開き、宮崎・南郷で2月1日から19日まで行われるA班(一軍)キャンプにドラフト1位・今井達也投手(18=作新学院)、3位・源田壮亮内野手(23=トヨタ自動車)、5位・平井克典投手(25=ホンダ鈴鹿)、6位・田村伊知郎投手(22=立大)の新人6選手中4選手を帯同させることを決定した。

 辻発彦監督(58)は「(自主トレの)動きを見ていても、それなりの動きができている。実際にキャンプで動きを見てみたい」と抜てき理由を説明。A班スタートを熱望していた昨夏の甲子園優勝投手・今井については「期待は大きいですよ。その中で技術だけじゃなく、多くのことを経験することがプラスになる」と語った。

 今井は「最初のキャンプでA班の選手と一緒に練習できることは大変光栄に思います。先輩方の動き一つひとつが勉強になります。一日一日を無駄にしないように、しっかり学び吸収します」とコメントした。

 A班、B班の最終振り分けにはまだ時間を要するが、課題は岸孝之投手(32=楽天)が抜けた投手陣の再建。指揮官は帯同させる投手の人数を増やすことを前提に「若い選手が競争して、生きがいいのが1人でも2人でも出てきてくれたら」と期待した。