西武 ドラ1今井を“一軍スタート”にした狙い

2017年01月19日 14時00分

A班キャンプが決まった今井

 話題づくりは新人頼みということか。西武がドラフト1位ルーキーの今井達也投手(18=作新学院高)の“A班(一軍)キャンプシフト”を固めた。

 

 18日、昨夏の甲子園V右腕は辻新監督、渡辺SDに見守られながら2度目のブルペン入り。捕手を立たせて約40球の投球練習を行った。指揮官の視線も気になったようだが、6~7割の力で「しっかり一球一球投げることに集中した」。黄金ルーキーの投球を初視察した辻監督も「フォーム的な崩れもないしバランスがいいんじゃない。楽しみですね」とニンマリ。今井のA班キャンプスタートについて「ずっと(球団に)言ってある」と是が非でも連れて行く意向を強調した。

 

 指揮官が今井のA班キャンプ帯同にこだわるのは話題性の乏しさに危機感を抱いているから。辻監督は「(今井は)注目度も当然あるし、ライオンズもアピールできる。ファンも評論家も遠い所まで足を運んでくれる」と言い、今井には露出度アップの起爆剤としても期待を寄せている。

 

 これを受け、球団側もすでに10年の菊池以来、7年ぶりとなる高卒新人のA班スタートを内定。同時に「今井シフト」ともいえるドラフト5位・平井克典(25=ホンダ鈴鹿)、同6位・田村伊知郎(22=立大)の新人2投手の帯同も内定させている。ただ、渡辺SDは「連れて行くとしたらある程度(練習に)しばりをつける。(投球)数もそうだし、投げるメンバーも考える」と断言。今井が周囲のペースに巻き込まれてオーバーワークにならぬよう、ブルペンは一軍主力投手と切り離して新人3人限定で行うなど、練習内容はB班メニューで無理のないよう配慮するという。

 

 辻監督は「高度な所で経験するのも彼(今井)にとってはプラスになると思うし、勉強になることが一軍にはたくさんある」と話すが、周囲は金の卵の扱いに神経をとがらせている。

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