金本監督は見ている…若虎「地獄のオフ」継続できるか

2016年12月21日 16時30分

金本監督

 阪神・高山俊外野手(23)ら若手選手を中心とした「強化指定組」の年内練習が20日に打ち上げられた。今オフは金本監督の意向で基礎体力向上を目的にしたウエートトレの負荷の重量アップが個別に課されており、連日、厳しい練習を敢行した高山は「(秋季)キャンプの時よりも重量は上がっている。(これからの)オフもウエートに力を入れてやっていきたい」と話した。

 

 今後は帰省先などでの自主トレに精を出す若手ナインだが、この日担当の権田トレーナーは「金本監督は『(肉体強化の)目標数値をクリアできなければペナルティーを科す』と言っている。できなければ(キャンプ地の沖縄、安芸から甲子園、鳴尾浜への)強制帰還もあり得るというメッセージだと思う」と警告。準備不足の若手にはアニキ流の制裁が加えられることを示唆したが、チーム内から不安の声が上がっている。

 

 ある球団幹部は「これからは同じ目標に向かって切磋琢磨する仲間がいないところで果たして高い意識を持ってできるかどうかが心配だ。仲間とつるんでやる練習よりも孤独の中で練習することは難しいから」と危惧する。別の関係者も「今のウチはある意味、高校野球スタイル。それはそれでいい。言われたことは必ずやる、というところまではできてきた。でも、言われたこと以上のことや自分の考えで練習ができる選手が少ない。想像力が乏しい。その辺がこれからどうなるか」という。

 

 若手ナインは来月8日の合同自主トレ開始まで“監視”の目を逃れられる。短い完全オフを手に入れるだけにそこで油断してしまわないか、というわけだ。掛布二軍監督も「昔と違って今の若い選手は1人でやる練習が苦手」と指摘してきたが、今度は孤独な環境下で“地獄のオフ”を継続できるのか。球団の心配は尽きない。