オリックス期待の新星、吉田正尚外野手(23)が20日、神戸市内で契約更改交渉に臨み、600万円増の年俸2100万円でサインした。初めての契約更改を打撃に例え「フェン直(フェンス直撃)止まりですね。振り切りました」と笑顔を見せた。

 今季は開幕スタメンを勝ち取りながら、椎間板症で4月下旬に一軍を離脱。8月初旬に復帰してから10本塁打と猛チャージをかけ、打率2割9分、34打点の成績を残した。

 上がり幅が少ない印象もあるが「やっぱり大事な時期に抜けてしまったので痛い。自分はそれくらいと思っていた。63試合なんで半分も出ていないですから」と約4か月の離脱を悔やんだ。

 来季、低迷脱出が絶対条件のチームにあって、2年目を迎える大砲候補にかかる期待は大きい。「少しはインパクトを残せた分、来季につながる部分も見せられた。CSに出て勝ちに導ける活躍をしたい。143試合出られる体づくりをしたい」と飛躍を誓った。

(金額は推定)