【マサチューセッツ州ボストン11日(日本時間12日)発】レッドソックスからFAになった上原浩治投手(41)がカブスと契約合意に達したという第一報から3日以上が経過したが、まだ正式発表には至っていない。上原は自身のブログ(koji―uehara.net)で、カブスのカの字も発していない。

 ブログのBBS(掲示板)に寄せられたファンからの書き込みにも「まだサインしてません」「まだです」、リグリー・フィールドに関する質問には「まだ行ったこともないです」などと返答している。ただ、シカゴ在住のファンから「日本食レストランも多くて住みやすい」という情報には「レストランとか、教えていただければ」と本心?をのぞかせている。

 正式契約となれば、上原にとってメジャー4球団目、投手も打席に立つナ・リーグでプレーは9年目にして初。上原はこれまでに現在のメジャーの本拠地25球場で投げているが、未踏のマウンドは新たにホームとなるカブスのリグリー・フィールド、ブルワーズ、メッツ、マーリンズ(旧球場はオリオールズ時代に登板)、ロッキーズ、ダイヤモンドバックスの6つ。上原が健康で、巡り合わせがあれば8月中にも全球場制覇となる。

「ちゃんと決まれば、報告しますよ」とBBSでつづった上原。ワールドシリーズを制したカブスの一員として、プロ19年目を迎えようとしている。