何をいまさら…阪神がゴメス解雇を後悔

2016年12月09日 16時30分

今季限りで阪神が手放したゴメス

 何をいまさらだ。V奪回に燃える阪神でマウロ・ゴメス内野手(32)を解雇したことへの後悔の声が日増しに高まっている。球団はすでに新助っ人としてエリック・キャンベル内野手(29=前メッツ3A)を獲得。弱点だった三塁手を任せる方針だが、問題は一塁手。球団幹部の一人は「今思えばゴメスを残留させても良かった。もともとは(オリックスからFAで)糸井が来ることが確実になって、福留をライトから一塁にコンバートするというから“いらない”となったのに、それが結局取りやめになった。じゃあ一塁はどうなるんだということ。誰もいない。ゴメスをチームから外したのは後々、響くかもしれない」と編成面での失態にタメ息をつく。首脳陣の一人も「新しい助っ人が一塁も…ということもできるが、計算できない。個人的にだけど保険としてゴメスを残し、もう1年チャンスを与えた方が良かったと思う」と嘆く始末だ。

 

 一塁候補には打撃力を買って捕手・原口の名前が挙がっているが、こちらは「捕手一本」を希望しているし、球団幹部は「原口は(治療中の)肩の状態もある。本意でない一塁を簡単にできるほど今の野球は甘くはない。ミスも出ると思う」と話す。原口は今季、107試合に出場したが、一塁では9試合だけ。これも引っかかるという。

 

 新助っ人のキャンベルが一塁も兼ね、勝負弱くても今季はチーム最多の22本塁打を放ったゴメスくらい打てば問題ないが、中距離タイプでメジャー3年間で通算7本塁打では心もとない。「外国人選手は当たり外れが難しい。実際、やってみないと分からない」とは金本監督。球団は現在、高野球団本部長がドミニカ共和国のウインターリーグを視察中。“第5の助っ人”探しをしているのだが…。ゴメスにはロッテなどが興味を示しているとも噂されており、阪神サイドの悶々とした日々は続きそうだ。