巨人は4日、元楽天のケーシー・マギー内野手(34=タイガース)との契約が、基本合意に達したと発表した。契約は単年で年俸は170万ドル(約1億9300万円)。背番号は「33」に決まった。

 獲得にあたった堤GMは「現地で見たが、アベレージもいいし、広角に打ち分けていた。三塁守備も無難にこなせている。一、三塁を予定している。人格的にも問題ないし、日本の野球にも詳しく、生活にも慣れている」と説明した。

 巨人の一、三塁には村田、阿部というベテランがいるが、同GMは「起用に関しては現場の判断だが、マギーも決して若いとはいえないが、ウチの主力も年齢的にバックアップがいないわけにもいかない。リスク管理の意味でも必要」とした。

 日本球界に4年ぶりの復帰となるマギーは、球団を通じ「読売巨人軍の一員となり、言葉では表せないくらいの喜びを感じます。高橋監督、新しいチームメート、そして情熱的なファンの皆様とお会いできることを楽しみにしています。セ・リーグ優勝、日本シリーズ制覇のため、チームに自分の全てをささげたいと思います」とコメントした。

 楽天が球団初のリーグ優勝と日本一に輝いた2013年に所属していたマギーは、三塁のレギュラーとして、全144試合に出場。打率2割9分2厘、28本塁打、93打点の好成績を残した。