巨人・田原誠次投手(27)が30日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、2700万円増の4500万円でサインした。

 まさにフル回転のシーズンだった。貴重な中継ぎとして今季は4勝3敗、防御率3・46。開幕から一度も二軍落ちすることなく自己最多の64試合に登板した。交渉の席でも球団から「いっぱい投げて酷使している。しっかり休んでほしい」とねぎらわれた。

 マウンドに立ったのは64試合だが、リリーフ陣はいつ登板を命じられるか分からない立場。田原誠は「ブルペンで(肩を)つくった回数が143試合中128試合。(チーム内で)たぶん一番だったと思う。そこは評価してもらいました」とほぼ無休で準備していたことを明かした。

 今後は温泉につかるなど疲労回復に努めながら来季に向けて準備していく。「連続で60試合以上、防御率を最低でも2点台にしたい」と目標を掲げ、さらなる高みを目指していく。

(金額は推定)