恩師が猛ゲキ!糸井よ金髪やめるな

2016年11月30日 16時30分

「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席した糸井(左)

 身も心も虎になれ! オリックスからFAで阪神に移籍した糸井嘉男外野手(35)は29日、東京都内で「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席。尊敬するイチロー(当時オリックス、現マーリンズ)らに並ぶ7度目の受賞に「毎年、目標にしている」などと笑顔で話した。そんな糸井に近大元監督の恩師・榎本保氏(60)が猛ゲキ。新天地での活躍を願って「野性児にならないとダメだ」と髪の毛の色にまで言及した。

 

 外野手で7回目の受賞は2000年のイチロー、新庄剛志(当時阪神)以来の史上5人目。この日「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席した糸井は「(受賞回数)2桁いきます!」と宣言するとともに「イチローさんや新庄さんといった方々に並べたのは光栄。ただ、まだまだそのクラスまでいけていないのでもっと練習して頑張ります」とさらなるレベルアップを誓った。「浜風でビールくさい(笑い)。でも天然芝で気持ちいい」とイメージする新天地・甲子園でも継続して好守備を見せるつもり。年齢を重ねても活躍できる秘訣を問われると「根性です」と言い切って笑いも誘ったが、そんな糸井の性格を熟知する榎本氏はあえてこう注文をつけた。

 

「虎はネコ科だけど、猫になったらダメ。ライオンを倒す虎にならないといけない」。環境の変化に対応する必要があるとはいえ、糸井の最大の魅力は「野性」。榎本氏は「阪神に行くといろんな制約やルールがあるだろう。OBや周囲の声も厳しくなるはず。でも、それで彼の魅力がなくなってしまってはいけない。新しい環境に合わせつつ、自分らしさを発揮してもらいたい」と願っている。

 

 オリックス時代の糸井のトレードマークは金髪ヘア。鍛え上げられた肉体と相まって独特の存在感を醸し出していたが、FA宣言してからは黒っぽい色に戻している。これを恩師は気にかけていた。「黒くしていたんでねぇ。阪神なんだから黄色、金髪でいったらいいんです。あれが一番、彼らしい。おとなしくなったらダメです」と“虎カラー”をプッシュ。阪神でシーズン中に金髪にする選手はいない。新天地だけに郷に入れば郷に従えだろうし、周囲への配慮もあるかもしれない。しかし、そこで自分を押し殺してしまえば、超人らしさが半減するというわけだ。

 

 昨季、糸井は森脇前監督に命じられてキャプテンの責任を背負ったが、この際にも榎本氏は「似合わないことをやっていると思っていたら、やはり成績も落ちてしまった。そういうタイプではない。のびのびと自由にやってこその選手」と感じたという。阪神で身も心も虎になれ。恩師は「野性の闘争心を出してグラウンドを駆け回る。それが彼の生命線。体力的にはまだまだ伸びしろはある。あの体ですよ。トリプルスリーを目指して頑張ってほしい」とエールを送った。