陽岱鋼加入でオリックスが期待する経済効果

2016年11月25日 16時30分

オリックスが熱烈ラブコールを送るFA・陽岱鋼

 日本ハムからFA宣言した陽岱鋼外野手(29)の獲得を目指すオリックスが今から“入団効果”を期待している。

 

 複数球団との争奪戦の様相となる中、24日、福良監督は「(陽岱鋼に)連絡はしていないよ。球団から何も言われてないから勝手なことはできない。ただ、言われればどこでも会いにいく。東京でも札幌でも台湾でも行くよ」と直接出馬も辞さない構えを示した。FAで糸井流出となっただけにこちらは何としても獲得したいところだ。

 

 戦力的なことだけではない。オリックスは今年7月、大阪観光局と連携して外国人旅行客の誘致活動プロジェクトを発足。これまで観光地として大阪城、道頓堀、USJが定番だったが、京セラドームもアピールしていこうと、来年からプロジェクトが本格始動する。国内外でのPR活動、ドーム内の案内表示に中国語や韓国語を加えるなど、すでに受け入れ態勢も進行中だけに陽岱鋼加入なら願ったりかなったり。「ぜひとも来てもらいたい。札幌ドームの台湾人ファンを今後はこっちに取り込める。これ以上の起爆剤はない」(営業関係者)というわけだ。

 

 大阪を訪れた外国人観光客は今年の上半期だけでも前年比41%アップの450万人で、台湾人は中国人、韓国人に次ぐ多さ。大阪観光局の溝畑理事長も「台湾、韓国は野球が盛んな国なので興味を持ってもらえている。京セラでのオリックス戦は非常にエンタメとしてのクオリティーが高い。もっともわかりやすいのは韓国や台湾のスター選手に入団してもらうこと。ぜひとも陽岱鋼に来てもらいたい」と鼻息が荒い。

 

 観客動員のみならず、オリックスは昨年だけで外国人のファンクラブの入会が100人以上あり、そのうち台湾人会員が9割。さらなるファンクラブ会員数アップも見込める。陽岱鋼がまさに“関西経済活性化の旗手”となりそうな勢いだが、果たして…。