トランプ政権誕生で日本人メジャーどうなる

2016年11月24日 11時00分

強化試合でさらにメジャーの評価を高めた大谷

 米国を分断するトランプ大統領誕生がMLBや今後渡米する日本人メジャーリーガーに与える影響はあるのか? この問いに多くのメジャー関係者は「大きな影響はない」と楽観している。

 

 一部に「今年のア・リーグワイルドカードゲームでオリオールズの韓国人選手・金賢洙(キム・ヒョンス)がファンから缶ビールを投げつけられた騒動のように、白人の多い北部レッドステート(共和党支持者の多い州)でヒスパニックやアジア系選手に対するブーイングや差別的扱いが増えてくるかもしれない」(米メディア関係者)という懸念はあるものの、大方は「MLBはトランプ大統領になって以降の方が、栄華を極め、収益を拡大していくんじゃないか?」と新大統領に期待する声の方が多い。

 

 中でもある東海岸球団関係者が「4大スポーツこそアメリカのプライド。トランプ自身が『グレートアメリカを取り戻す』と言っている以上、その象徴であり『ナショナルパスタイム(国民的娯楽)』といわれているベースボールをバックアップしてくれるのは当然。(第43代大統領)ジョージ・ブッシュと同じように大いに後押ししてくれるはず」と言うようにMLB関係者には“隠れトランプ支持者”が多い。トランプ氏自身、高校時代は野球部の主将ということもあり、野球にはとりわけ強い思い入れもあるようだ。

 

 となれば、来年1月に同氏が新大統領に就任し任期の4年の間にメジャーにポスティング移籍する可能性が高い日本ハム・大谷翔平投手(22)にもトランプ政権は“追い風”となるのか。同関係者は「もちろん、世界中の優秀な才能に関してはビザ発給に制限を加えたり門戸を狭めたりするようなことはあり得ない。ましてや、メジャーの全30球団が注目している選手の上陸を阻む理由はない。強硬姿勢を崩さない移民政策と違って、偉大な才能はどんどん受け入れ、MLBのグローバル化はさらに加速していくだろう」と今後を予測した。