西武の中村剛也内野手(33)が21日、契約更改を行い、現状維持の年俸4億1000万円(推定)でサインした。右膝のケガもあり108試合の出場で打率2割3分8厘、21本塁打、61打点にとどまった今季を「最低、最悪のシーズン」と振り返った。

 チームは3年連続でBクラスに沈み、球団から「僕の成績がチームの成績につながるからちゃんとやれ、と言われた」と明かした中村。来季については「チームは上を目指してやりたいと思う。個人では(数字は)そんなに考えていないが、ケガなくフルで戦いたい」と言い切った。

 近年はメヒアの台頭で譲ることの多かった4番への復権を「なくはない」と控えめだった中村も「本塁打、打点は得点に直結する。もう一回こだわっていきたい」と語気を強めた。また来季は4年契約の最終年。鈴木球団本部長は「新たな複数年? 今回は提示していない」と話し、中村にとって勝負の一年となりそうだ。