【巨人OB野球】背番号「1」王さん登場にスタンドもベンチも総立ち

2016年11月20日 20時26分

 巨人OB選抜と台湾OB選抜のチャリティー試合(20日、台湾・台中のインターコンチネンタル球場)のハイライトは7回、王貞治総監督(OB会顧問=76)の登場だった。

 4番・元木に代わって1打席限定で「代打・王貞治」がコールされると、球場全体が総立ちとなり、大歓声に包まれた。背番号1のユニホームで王氏が打席へ向かうと、両軍選手がベンチから出て整列。往年の一本足打法に、すべての視線が集中した。

 初球は豪快に空振り。2、3球目はボール。4球目でファウルを放つと「巨人のユニホームは特別」と語った世界の本塁打王にスイッチが入る。5球目、ネット裏へのファウルの際、勢い余って派手に転倒。周囲が心配するも、左手を上げて「大丈夫」のポーズを取ると、最後は93キロの直球をフルスイングで空振り三振。笑顔で帽子を取り、再び左手を上げると、球場内は破裂したような盛り上がりとなった。

 王氏は「スイングそのものより、球が見えないからね。思い切って球に向かっていけたから、結果はともかく良かった。ユニホームを着ると、選手だった人は年を取ってもその気になってしまう。若返るというのか、たまに着るのはいいでしょうね」と笑った。

 両国にとってのスーパーヒーローは、大盛況に終わった一戦を振り返り「台湾の野球も盛り上がって、もっと日本と交流試合をやって、世界的なレベルにお互いなれるよう頑張りたい」と力を込め、今後も日台球界の懸け橋となっていくことを誓った。