巨人打線パとの差は? 二岡コーチを直撃

2016年11月18日 16時30分

由伸監督(右)とともに重信を指導する二岡コーチ(左)

 巨人は17日、宮崎秋季キャンプの総決算となる練習試合を行い、ハンファ(韓国)に13安打を浴びせて8―2で圧勝。キャンプ中の2試合で計30安打、24得点をマークした。高橋由伸監督(41)も「試合もそうですし、フリー打撃を見ていても(成長を)感じる。最初のころよりも振る体力もついてきている」と攻撃陣の底上げを実感。各打者を徹底的に振り込ませてきた二岡智宏打撃コーチ(40)に、その狙いを聞いた。

 

 育成選手9人を含む若手中心となった今キャンプの特徴は練習時間の長さだ。野手は早朝から球場入りして最長で約10時間。その大半が打撃練習となり、速射砲のティー打撃やロングティーと、精根尽き果てるまでバットを振り続けた。日没後も素振りが続き、スイング音だけが響き渡った。

 

 二岡コーチ:若い選手が多いということもありますけど、スイングスピードが遅いと感じていたので。(素振りは10月上旬からの)フェニックス・リーグの時から始めて、みんなが少しずつ力強くなってきたなと思っていた。なので継続していこうと思い、江藤コーチのほうにお話をして取り入れていただきました。成果? そうですね。どんどん力をつけてくれればいいと思います。

 

 現役時代の2009年からは日本ハムに移籍。近年の交流戦はパ・リーグのチームに力負けするケースが目立っている。今キャンプは育成段階の選手がほとんどながら、その“差”を埋めるためには底上げが必須。両リーグを経験した同コーチも慎重に言葉を選びつつパ・リーグとの違いを口にした。

 

 二岡コーチ:それ(スイングスピードの違い)はあると思います。言い方は難しいですけど、振れる選手が多いことは確かだと思います。

 

 今キャンプは二軍打撃コーチとして見てきた選手ばかり。だが、来季は一軍に昇格し、指導者として求められる役割も変わってくる。どんなビジョンを描いているのか。

 

 二岡コーチ:今は選手を育てないと、と思ってやってきましたが、それはこのキャンプまで。練習で振らせることも大事ですけど、これからは打席に入っていく時の考え方などを伝えていかないといけないのかなと思います。(現役時代は)僕もレギュラーで出続けることだけでなく、最後は代打やDHもやらせてもらった。すごくいい経験になったと思っているので生かしていきたい。

 

 今季はチームの代打打率が1割7分1厘と低迷。勝負どころで決め手を欠いたこともV逸の原因のひとつだった。チームの課題克服へ「いいアドバイスができればいい」と語った二岡コーチ。その手腕が注目される。