栗山監督が二刀流・大谷育成秘話公開「世界一の選手になる」

2016年11月15日 17時53分

世界が注目する日本ハム・大谷翔平投手について語る栗山英樹監督

 チームを10年ぶりの日本一に導いた日本ハム・栗山英樹監督(55)が15日、東京・千代田区の外国特派員協会で会見し、世界が注目する大谷翔平投手(22)の二刀流誕生秘話と今後を語った。

 

 栗山監督はまず、物議を醸した2012年のドラフト時に、大谷に提案した二刀流について言及。「あの年の5月ぐらいのスカウト会議で『どちらで使いますか?』という話になっていた。僕は高校時代に番組でずっと見ていたので『僕には決められない。あれだけの才能があるので、野球の神様以外に決められない』という話はしました」と当時の葛藤を語った。そして指名打者制のあるパ・リーグのメリットを「いろいろな二刀流の使い方があったので、逆に提案しやすかった」と続けた。

 

 さらに強行指名した後の交渉秘話も披露。

 

「球団として誠意を尽くすというのは『大谷翔平の家族だったら』というところに原点を置いた。メジャーリーグが夢ならば、どういう行き方が一番いい形なのか。球団として絵を描きました。ボクも何度か花巻に行って交渉しましたけど、一度も『日本ハムに来てくれ』とは言っていません。言ったことは、多くの取材を通して考えたメジャーで大活躍するための道。細かい技術は何年か日本で過ごして身につけて、そのままメジャー契約でボンと入ってしまう形が理想的だと思っていた。ウチのチームはそれが仕切れると思っていた。大谷の夢の近道はこれだというのを一生懸命説明したつもり」と明かした。

 

 また栗山監督は「(投手、野手)トータル的に言うと、世界一の選手になると思って僕も球団もスタートしている。できるだけ早い段階でレベルを引き上げる。それが一番チームが勝ちやすいし、日本一になることだと思ってやってきたので、その手を打ち尽くすことをこの4年間ずっと考えている」と語り、今も“大谷の夢”実現への過程にあることを強調。スピード感を持って大谷の才能をさらに引き出し、トップレベルに引き上げた上で、球団と自身の使命でもあるメジャーリーグ早期挑戦への責任を語った。