ザ・ギース尾関「最後まで感動与えてくれた黒田さん」

2016年11月07日 16時35分

沿道のファンに手を振る黒田(左)と新井

【ザ・ギース尾関高文 コイのターゲット】いや~感動しました。素直にカープファンで良かったと思います。25年ぶりのリーグ制覇もうれしかったですが、この目でパレードを見られたことは一生の思い出になります。

 

 5日はマツダスタジアムでの優勝報告会のお仕事をいただいていたのですが、歌手の世良公則さん、シンガー・ソングライターの堂珍嘉邦さんとともに出発地点でパレードを見送ることができました。早くも熱狂していたファンが、世良さんのことを「大瀬良さん!」と呼んでいたのには「興奮しすぎだろ!」と思いましたが、エキサイトしていたのは沿道の人たちばかりではありません。

 

 選手たちも普段とは違うテンションでした。緊張感とワクワク感に包まれていたのでしょう。まるで遠足前の小学生のようにちょっかいを出し合ったり、OKが出る前にパレードカーのカーテンの上から顔を出してみたり…。菊池涼介選手は僕の姿を見つけるなり、手にしていた拡声器で「尾関、面白くないんだよ、尾関!」と叫んで周囲をザワつかせていました。

 

 優勝報告会では黒田博樹投手が感動を与えてくれました。イベント中にそそのかされてやった大野豊さんのモノマネがクソ滑って泣きそうになっていましたが、そんなショックを吹き飛ばしてくれたのが今季限りで引退した黒田さんです。マウンド付近でヒザをついたときには「元巨人の桑田真澄さんのモノマネでもするの?」と驚いた方もいたようですが、アストロビジョンに映し出された黒田さんは泣いていました。それを見て、スタンド中が号泣です。「はだしのゲン」の作者、故中沢啓治さんの奥さんも涙を流されていました。

 

 その黒田さんが、来年はいません。ちょっと心配ですが、カープには新井貴浩選手がいます。マツダスタジアムからの移動の際に乗ったタクシーの運転手さんも「開幕前に新井選手を乗せたとき『2000安打は、もうすぐですね』と声をかけたら『そんなことは、どうでもいいんです。それよりも優勝です』と返された」と証言していました。きっと、新井さんが「黒田イズム」を継承して、若い選手たちを引っ張ってくれることでしょう。来年もカープは優勝してくれると信じています。(お笑い芸人)