日本ハムは4日、2対2の交換トレードで巨人から獲得した大田泰示外野手(26)、公文克彦投手(24)の入団会見を千葉・鎌ケ谷の二軍施設で行った。

 会見に同席した栗山英樹監督(55)は「ウチにとってはノドから手が出るくらい必要だった右の大砲と左の先発。シーズン中からも(吉村)GMと話をしていた。チームがさらに若くなって前に進まなければいけない状況だったので、個人的には本当に喜ばしいトレードだった」と今回のトレードの意味を語った。

 その一方で、巨人に送り出した吉川光夫投手(28)、石川慎吾外野手(23)について指揮官は苦しい胸中を明かした。

「吉川とも電話で話したけれど、本当に申し訳ない。本当は毎年2桁勝ってエース格にならなければいけない投手なのに、こっちがそこに持っていってあげられなかった。慎吾だってそう。彼らを一人前にさせられなかった申し訳なさはもちろんある。ただプロ野球選手はいい環境でやるべきだし、2人のことを考えたつもり。一番悪いのはオレなのかもしれない」と謝罪の言葉を並べた。