清宮世代のライバル続々 日大三・金成&桜井

2016年11月05日 07時31分

日大の最速左腕・桜井周斗

 高校野球の秋季東京都大会は3日、神宮球場で決勝が行われ、早実が8―6で日大三に劇的な逆転サヨナラ勝ちをした。

 

 早実打線から毎回の14奪三振、清宮を5打数5三振に切って捨てた日大三の最速144キロ左腕・桜井は「(清宮は)最初は怖いくらいだったけど、マウンドに行ったらそうでもなかった。ファウルを打ったときのけげんな顔を見て『これはバットに当たらないな』と思いました」としてやったりの表情。

 

「3、4打席は絶対に打たれないと自信のあったスライダー。清宮に対しても自分の球を投げるだけです」と、これまで多くの投手が勝負を避けてきた怪物スラッガーを真っ向からねじ伏せた。まさに清宮キラーと言っていい。

 

 一方、清宮以上の猛打で球場を沸かせたのが日大三の主砲・金成だ。5打数4安打1本塁打5打点と大暴れした金成は「あと一本が出なかった」と唇をかんだ。今夏までは投手、今秋から野手に転向したばかりの新生スラッガーは米国出身の父を持ち、清宮を上回る193センチ、101キロの大きな体から規格外のパワーを見せつけた。1年夏の西東京大会では早実に敗れた試合をスタンドから見守った。

 

「清宮を見て、こんなやつがいるのかと思った。打倒清宮と思ってやってきたけど、これからは打倒早実です」。練習ではともにパートナーを組むという日大三の投打の柱が、来夏、最後の甲子園を目指す怪物の最大の敵となりそうだ。