日本ハム・芝草スカウトは同じ境遇の“入団拒否”履正社・山口を説得できるか

2016年11月03日 19時57分

 日本ハムは4日、今秋ドラフトで6位指名しながら入団拒否が濃厚といわれている履正社・山口裕次郎投手(3年)に指名あいさつを行う。

「3位以内の指名でなければ内定している社会人に進む」と岡田監督は事前にプロ側に説明していたようだが、それは大人の側の一方的な事情。ドラフト当日、担当である日本ハム・芝草宇宙スカウト(47)から6位指名を知らせる電話が学校側に入ると、山口はスタンバイしていた野球部員たちに胴上げされ、うれしそうに日本ハムの設備面の充実度、先のCSファイナルステージで計測した大谷翔平投手(22)の165キロについて目を輝かせて語っていたからだ。

 つまり「入団拒否」は岡田監督のメンツの問題なのだが、そこは「(入団は)100%ない」と断言していた大谷を翻意させた実績のある交渉巧者の日本ハム。誠心誠意を尽くして山口とその両親、履正社側を説得していくつもりだ。球団関係者は「実は担当の芝草自身が山口君と同じ境遇だった。帝京が『3位以内の上位指名でなければ社会人へ行く』と言っていたのを6位指名し、その後、誠意を尽くして入団してもらった経緯がある。かつて同じ境遇にいた担当スカウトの腕の見せどころじゃないかな」と芝草スカウトの熱意に期待をかけている。

 その第一歩は4日午前、木田GM補佐、大渕スカウトディレクター、芝草スカウトが出席しての指名あいさつ次第だ。