栗山監督 大谷の二刀流に落第点「投げる方が全然」

2016年11月02日 15時08分

投手・大谷(右)に「落第点」を突きつけた栗山監督

 日本ハムを10年ぶりの日本一に導いた栗山英樹監督(55)が今季のパ・リーグMVPが決定的となっている大谷翔平投手(22)の「二刀流」に「全然ダメ!」と落第点を突きつけた。

 

 2日、オーナー報告のため日本ハム東京支社を訪問した栗山監督は続投要請を受諾し「ファイターズの歴史の中で優勝したらさらに一歩前に出る。もう一度ゼロからみんなで組み立て直す。大変ですがやりがいがある」と6年目となる来季へ日本一連覇の決意を語った。

 

 一方で投手として10勝4敗、防御率1・86、打者として打率3割2分2厘、22本塁打、67打点の働きを見せたマルチプレーヤー・大谷については「今年、キャンプの時に翔平と約束したことがあった。いくつか達成していることもありますけど投げる方が全然だったんで、ちゃんと投げろと」と未完成のままの二刀流にダメ出しをした。

 

 入団の経緯から二刀流に関しては完成形に導く使命を背負う指揮官は「ある意味で去年、投手のタイトルをしっかり取って今年は打つ方であれだけの数字を残したけれども、(ちゃんとした)二刀流にはなっていないので、ちゃんとやるように!」と本人に反省を促した。

 

 栗山監督が言うのは7月以降の2か月間、右手中指にできたマメの影響でローテーションを外れ、打者に専念せざるを得なかった時期のこと。今春キャンプで大谷に手紙を書かせ「20勝、20本塁打」という目標を把握していた指揮官は二刀流の中でも最優先される先発投手としての務めを果たせなかったことを厳しく指摘。ここまでのプロ入り4年間で一度もローテーションを守ったことがない“ガラスのエース”の責任を強く言下ににじませた。